金型の仕上げ

金型

今の仕事は、分かりやすく言うと、プラモデルを作るみたいなものです。何となくわかってもらえました?

それでは分かりにくいですね…設計された図面に従い、加工された部品を組み上げる仕事。パッと見れば簡単な感じしますよね。

でも奥が深いんですよ、加工の出来上がった部品を測定してOKだったとしても、言い換えれば図面通り出来たとしても、上手く組み付いてくれない。

要因は色々あります。そもそも設計ミスであったり、図面の表記の仕方が間違っている、要点が足りない、加工で直角が出ていない、ボルトの締め方で回転していたり。他にもあんな事やこんな事…

そのいく種類もある要因を手作業や、機械を使って正しく組み上げます。中々楽しい仕事です。 

また、そんなミスを減らすために、設計段階で、設計者と折衝したり、加工者とあーして、こーしてと言ったりします。上流工程にある程度入って行って仕事をやりやすく、またメンテナンスしやすい金型を作れば、後のランニングコストや手間が少なくて済み、最終的にはコスパがいい物になります。

上流ばかりではなく、仕上げは下流工程は大事にしなければなりません。量産工程で製品不良がでたり、金型が不良を起こした際には、一番に原因を見極める必要があります。その時は量産工程の方との話が重要になってきます。どんな状況なのか、製品のどこに不具合があるのか、色々確認しなければなりません。その不具合によっては、設計者、加工者を交えて、修理内容を検討し、恒久的な修理、暫定的な修理を考え、仕事を構成していく必要があります。

仕上げ作業は、そんなダイナミックなお仕事ですね。

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